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太陽エネルギー委員会


 太陽エネルギー委員会は、太陽の放射を直接電力などに変換する形態である太陽エネルギーの活用を普及促進するべく活動している。委員会は、学識経験者、太陽光発電事業者、電力会社、太陽光機器メーカー、調査・コンサルティング会社、建設会社、エネルギー関係団体などでメンバー構成されている。
 太陽光発電は普及が比較的進んでいるが、問題も顕在化しつつある。更なる普及の取り組みとして、住宅・施設等の屋根利用の促進、分散電源としての電力市場への参画、PPAなどによる太陽光活用の促進、未利用地の活用、太陽光パネルリサイクルシステムの確立、次世代型であるペロブスカイト太陽光発電技術開発の促進、及び既存のシリコン型を含めてサプライチェーンの確立などが求められる。委員会ではこれらについて要望や政策提言を行っている。
 

(1)委員会構成

  • 委員長: 植田 譲 東京理科大学 工学部 電気工学科 教授
  • 委員数: 14名 他にオブザーバー2名
 

(2)    令和6年度 活動状況

 令和6年度の太陽エネルギー委員会は、太陽光発電普及拡大に向けた検討を進め、10月までに「太陽エネルギーに関する緊急提言」を取りまとめ、年度末までに「太陽エネルギーの普及促進に関する提言」取りまとめた。
委員会を4回、幹事会を4回開催して審議を重ねた。また、8月26日~27日には委員会会合を兼ねて現場調査を実施した。
 

1.太陽エネルギーに関する提言の取りまとめ

 太陽光発電普及拡大に向けた取組状況の確認を行い委員会による検討を進め、年2回提言の取りまとめを実施した。
(1)10月までに、「太陽エネルギーに関する緊急提言」を取りまとめた。
  「住宅へのエネルギー供給の新たなビジネスモデルの構築」が主な内容。
(2)3月までに、「太陽エネルギーの普及促進に関する提言」を取りまとめた。項目は次の通り。
  提言1:住宅向け太陽光発電
  提言2:地上設置太陽光発電
  提言3:太陽光パネルのリサイクル推進
  提言4:太陽光発電の持続的な導入拡大に向けた産業育成    
 

2.現地調査の開催

 日程:2024年8月26日~27日(委員会会合を兼ねて)
 ヒアリング:稚内市の取り組みについて、
 調査先:
北豊富変電所(風力発電等の増設を支える蓄電所の設置状況)、
天北WF工事現場(風力発電所の風車設置工事)、
稚内メガソーラー(メガソーラー設置後の状況)、
宗谷岬WF(風力発電所の運用状況)など
 12/22(金)太陽エネルギー委員
北九州市「エネルギー政策について」他、
取組み現地施設視察
(株)リサイクルテック
NTTアノードエナジー・田川蓄電所 
      


 

(3)    令和7年度 活動方針


 令和7年度委員会活動キーワード: 「コーポレートPPA」「アグリゲーター」「ペロブスカイト太陽電池」

 令和7年度は、住宅向け太陽光発電、地上設置太陽光発電、太陽光パネルのリサイクル推進、太陽光発電の持続的な導入拡大に向けた産業育成など令和6年度にとりまとめた提言をフォローするとともに、実際の普及状況を確認しながら提言作成を行う。

 今後推進させるべき、①コーポレートPPA、②アグリゲーター、③ペロブスカイト太陽電池、等の普及の在り方について検討を加え提言への取り込みを図る。