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新エネ大賞

New Energy Award

新エネルギー財団会長賞
令和6年度 新エネ大賞
新エネルギー財団会長賞【分散型新エネルギー先進モデル部門】

国内工場向けで最大規模のリチウムイオン蓄電システムと太陽光発電システムの導入

東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)、本田技研工業(株)、(株)GSユアサ
令和6年度 受賞事例 新エネルギー財団会長賞

受賞のポイント

本取組みは、国内工場向けで最大規模のリチウムイオン蓄電システム(2万kWh)と太陽光発電システム(7.1MW)を、初期投資を必要としないエネルギーサービス方式で導入したものである。国内最大規模の産業用蓄電池を活用した大規模PVシステムの導入であり、蓄電池の新たな制御方法の確立等が評価された。本事業をモデルケースとして再エネを有効に活用するための蓄電池導入が増えることを期待したい。

分散型新エネルギー先進モデルの概要

本事業では、本田技研工業株式会社の熊本製作所*1において、国内の工場向けでは最大規模*2となるリチウムイオン蓄電池(2万kWh)を新たに導入し、稼働済みの太陽光発電設備(7,100kW)の発電状況に連携した運用を行います。太陽光発電設備の発電量が電力需要を上回る休日等に蓄電池の充電を行い、発電量が電力需要を下回る時間帯に蓄電池から電力を供給することで、再生可能エネルギー由来の電力をオンサイトで無駄なく活用します。

太陽光発電設備と蓄電池は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社がシステム設計、施工、メンテナンス・監視、制御等をワンストップで提供するエネルギーサービス方式*3で設置します。遠隔監視センターから24時間365日遠隔監視を行い、設備の停止につながる予兆を検知し、故障を未然に防ぐ予防保全も迅速に対応することで、設備の安定稼働を図ります。

  • *1:熊本県菊池郡大津町に立地するHondaの国内事業所としては最大規模の拠点。国内外に向けて二輪車とパワープロダクツ等を生産。
  • *2:工場敷地内に自家消費のために設置されたリチウムイオン蓄電池の容量としては国内最大規模(GSユアサ調べ)。
  • *3:事業者がエネルギーシステムを所有、メンテナンス、運用までワンストップで行い、利用者は初期投資不要でエネルギーサービス利用料を対価として支払うサービス。

熊本製作所における取り組みの紹介動画 https://youtu.be/894FOIdGYgw

国内工場向けで最大規模のリチウムイオン蓄電システムと太陽光発電システムの導入

受賞者による広報活動

【連絡先】

  • 東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
    産業エネルギー営業本部 産業エネルギーソリューション部 菅野 均
    Tel : 03-6452-8420  E-mail : hitoshi_kanno@tokyogas-es.co.jp