賛助会員ログイン

新エネ大賞

New Energy Award

新エネルギー財団会長賞
令和4年度 新エネ大賞
新エネルギー財団会長賞【導入活動部門】

第一生命の地球環境への積極取組、脱炭素化に向けた挑戦

第一生命保険(株)、(株)クリーンエナジーコネクト
令和4年度 受賞事例 新エネルギー財団会長賞

受賞のポイント

使用電力の100%再エネ化に向けて、外部専門業者と協働して、専用の太陽光発電所をオフサイト(全国22ヶ所、電力量約200万kWh/年)に設置し、新規に創出された再エネ電力を所有ビルに供給するオフサイトコーポレートPPA(発電事業者が需要家専用の発電所を電力需要施設の敷地から離れた場所に新しく開発・設置し、発電した電力を環境価値と共に電力需要施設に送る長期契約を結ぶ事業モデル)を活用した取組みである。

金融業界の先陣を切って環境証書等の活用だけではなく、オフサイトコーポレートPPAを実践し、再エネの普及拡大に向けた取組みとして評価された。また、このようなオフサイトコーポレートPPAによる追加性のある再エネ調達については、今後、業界内への広がりが大いに期待できる。

導入活動部門の概要

クリーンエナジーコネクト(CEC)が第一生命専用の小規模太陽光発電所を全国22 カ所広域に分散して設置し、小売電気事業者を介して、第一生命の所有する都心の3ビルに新規に創出された再エネ電力を20年間の長期にわたり安定的に供給する仕組みである。需要家である第一生命と、PPAサービス事業者であるCECが直接契約したオフサイトコーポレートPPAサービス契約に基づき、CECは第一生命専用のNon-FIT太陽光発電所を新規に開発・保有・運営し、そこで発電された電気と環境価値を、第一生命に提供する。

長期・固定価格の契約を行うことで、第一生命にとっては長期に渡り安定的に再エネの調達が出来ること、燃料費の価格変動/高騰リスクを回避できるというメリットがある。また、CECにとってはプロジェクトの事業性の見通しが立ちやすく、再エネ発電所建設の初期投資が可能となるというメリットがある。また、FITという制度に頼ることなく、新たな再エネ発電所が増えることにより、追加的・実効的な気候変動対策として貢献する取り組みである。

第一生命の地球環境への積極取組、脱炭素化に向けた挑戦

【連絡先】

  • 第一生命保険株式会社 不動産部 ファシリティマネジメント課
    長島りか
    e-mail Nagashima618@daiichilife.com
  • 株式会社クリーンエナジーコネクト 再エネソリューション室
    佐々木俊文
    e-mail:tsasaki@cleanenergyconnect.jp